はじめに
Zabbixの構築ブログを掲載していなく、せっかくなので6.0で構築してみた インストール時のエラーなど、初心者がハマる点についの備忘録しての記事になる
目次
対象者
・ESX上の仮想マシンにてZabbixを構築し、ネットワーク監視を行いたい人
環境
ESXiのバージョンは6.7
ESXi以外の環境は環境は下図を参考
zabbix インストール
下記インストールマニュアル通りに順に実行
zabbixリポジトリインストール
# wget https://repo.zabbix.com/zabbix/6.0/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.0-4%2Bubuntu20.04_all.deb # dpkg -i zabbix-release_6.0-4+ubuntu20.04_all.deb # apt update
apt updateを実施した際、下記のようなメッセージが発生
N: リポジトリ 'https://repo.zabbix.com/zabbix/6.0/ubuntu focal InRelease' がアーキテクチャ 'i386' をサポートしないため設定ファイル 'main/binary-i386/Packages' の取得をスキップ
解決策 /etc/apt/sources.list.d/zabbix.listを編集
deb https~とあるのでdebとhttpsの間に[arch=amd64]を追加して再度apt updateを行うと解消される
本メッセージを解消せずに先進めるとパッケージインストールの際エラーが発生する
※エラーの内容は次の工程を参照
必要なパッケージ類のインストール
マニュアル通り下記コマンドを実行
apt install zabbix-server-mysql zabbix-frontend-php zabbix-apache-conf zabbix-sql-scripts zabbix-agent
リポジトリインストール時にも記述した通り、パッケージ取得がskipされることにより下記のエラーが発生する為、前工程でのskipは解消する必要がある
E: パッケージ zabbix-apache-conf が見つかりません E: パッケージ zabbix-sql-scripts が見つかりません
データベースの構築
マニュアル通り実行する前に書きに注意
※マニュアルには記載がないですが、mysql-serverを入れてないとsocketファイルが見つからないエラーになる為、下記コマンドにて事前にインストールをしておくこと
apt install mysql-server
ここからデータベースの構築を開始
mysql -u root -p パスワードはroot のパスワードを入力 mysql> create database zabbix character set utf8mb4 collate utf8mb4_bin; Query OK, 1 row affected (0.01 sec) mysql> create user zabbix@localhost identified by 'ユーザのパスワード入力'; Query OK, 0 rows affected (0.01 sec) mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> quit;
※mysqlのユーザ(zabbix)のパスワードは任意で設定すること
スキーマとデータをインポート
マニュアル通り下記を実行
zcat /usr/share/doc/zabbix-sql-scripts/mysql/server.sql.gz | mysql --default-character-set=utf8mb4 -uzabbix -p zabbix
confファイルにパスワード設定
マニュアル通り/etc/zabbix/zabbix_server.confをエディタで開き、DBPasswordがコメントアウトされている為、 コメントを外して、データベース構築でユーザー(zabbix)に設定したパスワードを登録
DBPassword=<ユーザ(zabbix)のパスワード>
サービスの再起動と有効化
マニュアル通り下記を実行
# systemctl restart zabbix-server zabbix-agent apache2 # systemctl enable zabbix-server zabbix-agent apache2
マニュアルには記述がないが、正しくサービスが稼働してるかの確認は下記コマンドにて確認
systemctl status zabbix-server systemctl status zabbix-agent systemctl status apache2
webアクセスにて初期設定
アクセス先はhttp://<ホストIP>/zabbix
言語設定
前提条件確認
内容を確認して次へ
データベースへ接続
データベース構築で設定したユーザー(zabbix)のパスワードを入力したら次へ
サーバ名とタイムゾーン設定
zabbixサーバ名とタイムゾーンを設定
上記までで設定は完了
デフォルトの書きユーザ名とパスワードで
ユーザ名:Admin
パスワード:zabbix
下図のような画面が表示されればZabbixの構築は完了
おわりに
Zabbixでのホスト登録は過去の記事にZabbix 5.0バージョンで検証してるものになるが、参考程度に拝見いただければ幸いです
また、Ansibleを使ったホスト登録の自動化などの記事もある