HiRoLabブログ

HiRoのゆるふわIT備忘録

VMware ESXiにvSRXを構築する方法

はじめに

VMware ESXiに仮想マシンとして、JuniperのvSRXを構築する方法の備忘録となります

目次

対象となる人

・Juniperのネットワーク製品であるSRXをESXiの仮想マシン環境として遊びたい人
・vSRXだけでなくCSR1000vといった他ベンダーの製品と接続してみたい人
VMware ESXiやネットワークの両方に興味がある人

検証環境と手順の概要

検証環境
VMware ESXi on PowerEdge R610 ※ESXiは無償版を使用

手順の概要
ESXi環境にvSRXのOVAファイルを展開して仮想マシンとして構築

次からの手順を参考に構築

ovaファイルダウンロード

ovaファイルのダウンロードにはJuniperのアカウントが必要となる

ovaファイルはこちらからダウンロード

今回は下記のovaファイルをダウンロード

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ESXiの設定とエラーの対処

仮想マシンを新規作成(OVAファイルから仮想マシンをデプロイを選択) f:id:HiRo1325:20220416003322p:plain

ovaファイルの指定と仮想マシン名入力 f:id:HiRo1325:20220416003516p:plain

ストレージの選択 f:id:HiRo1325:20220416003607p:plain

使用許諾契約に同意して次へ f:id:HiRo1325:20220415211120p:plain

デプロイオプションの設定 f:id:HiRo1325:20220415211250p:plain

エラー f:id:HiRo1325:20220415211348p:plain

エラーを調べてみたところ、下記の記事で同件の事象が見つかった https://gbe0.com/posts/networking/juniper/juniper-vsrx-deployment-on-esxi-6-7-error/

vSRXのバージョン=18.2R1からあるエラーのようだ
ovftoolを使うと構築可能

ovftoolを使って構築

ovftoolはこちらからダウンロードを行う。

ovftoolを使った構築はこちら

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ovftoolが格納されているフォルダにコマンドプロンプトにて移動し図の通りovftoolコマンドを実行
ovftoolのパラメーター(赤文字)は、個人の環境に合わせる必要がある為、構築する際は赤文字箇所に注意

ovftool -dm=thick -ds=datastore1 -n=仮想マシンの名前 --net:"VM Network"="VM Network" "ovaファイルのパス" vi://root@ESXi-IPアドレス

起動

パワーオンにて起動 f:id:HiRo1325:20220415213928p:plain

rootでログインが可能 f:id:HiRo1325:20220415213748p:plain

終わりに

今回vSRXを構築までとする

過去の記事にCSR1000vを構築したので、今後はvSRXとCSR1000v間でルーティングプロトコルをしゃべらせる
またAnsibleにてconfigの自動化も試す予定

日が空くと思われるが、逐一VMware ESXiの仮想マシンを使った検証記事を掲載予定