はじめに
VMware ESXiに仮想マシンとして、JuniperのvSRXを構築する方法の備忘録となります
目次
対象となる人
・Juniperのネットワーク製品であるSRXをESXiの仮想マシン環境として遊びたい人
・vSRXだけでなくCSR1000vといった他ベンダーの製品と接続してみたい人
・VMware ESXiやネットワークの両方に興味がある人
検証環境と手順の概要
検証環境
VMware ESXi on PowerEdge R610 ※ESXiは無償版を使用
手順の概要
ESXi環境にvSRXのOVAファイルを展開して仮想マシンとして構築
次からの手順を参考に構築
ovaファイルダウンロード
ovaファイルのダウンロードにはJuniperのアカウントが必要となる
今回は下記のovaファイルをダウンロード
ESXiの設定とエラーの対処
仮想マシンを新規作成(OVAファイルから仮想マシンをデプロイを選択)
ストレージの選択
使用許諾契約に同意して次へ
デプロイオプションの設定
エラー
エラーを調べてみたところ、下記の記事で同件の事象が見つかった https://gbe0.com/posts/networking/juniper/juniper-vsrx-deployment-on-esxi-6-7-error/
vSRXのバージョン=18.2R1からあるエラーのようだ
ovftoolを使うと構築可能
ovftoolを使って構築
ovftoolはこちらからダウンロードを行う。
ovftoolを使った構築はこちら
ovftoolが格納されているフォルダにコマンドプロンプトにて移動し図の通りovftoolコマンドを実行
ovftoolのパラメーター(赤文字)は、個人の環境に合わせる必要がある為、構築する際は赤文字箇所に注意
ovftool -dm=thick -ds=datastore1 -n=仮想マシンの名前 --net:"VM Network"="VM Network" "ovaファイルのパス" vi://root@ESXi-IPアドレス
起動
パワーオンにて起動
rootでログインが可能
終わりに
今回vSRXを構築までとする
過去の記事にCSR1000vを構築したので、今後はvSRXとCSR1000v間でルーティングプロトコルをしゃべらせる
またAnsibleにてconfigの自動化も試す予定